オーストラリア国旗（ＥＰＡ時事）

【シドニーＡＦＰ時事】オーストラリア保健省は２日、電子たばこの規制強化策を発表した。バトラー保健相は、たばこ業者が意図的に若者を標的に「目を引くパッケージを使ったり風味を加えたりして、次世代のニコチン依存症を生み出している」と非難した。

新たな規制では使い捨て吸引器が禁止されるほか、ニコチン含有量の記載も厳格化される。禁煙の手段として、処方箋に基づき使用することは認められる。
同国では現在も、ニコチンを含有する電子たばこを処方箋なく購入することは厳密には違法だが、実際には全国の小規模店で入手可能。最近は若者の間で広がっており、バトラー氏は「高校で最大の問題行動となっており、小学校にも広がっている」と警鐘を鳴らした。